夏季研修会

上早川老人クラブ連合会の夏季研修会が8/26(土)13:30より焼山の里にて行われました。

講師に「しまだ医院」の島田長樹先生をお招きし健康講話を行って頂きました。40名ほどのクラブ員が集まり先生のお話を聞きました。

4年ぶりの開催で懇親会も予定されていたのですが、コロナ感染者が増え始めたとのことで、急きょ中止となり先生の講話のみとなりました。

今回の講話では、大腸癌についてお聞きしました。
最初に、平均寿命、日本人の死亡原因。
次に大腸の構造。大腸癌の死亡率。大腸癌の危険因子には、肥満や運動不足、赤身肉・加工肉の多量摂取、多量の飲酒・喫煙等がある。⇒生活習慣が発症に関係する場合が多い!日常生活を見直すことが重要!

大腸癌は⇒肛門の近くにできやすい!と覚えておきましょう。⇒大腸は管腔臓器であるため無症状のまま進行します。そのため早期発見が重要。

癌は広さではなく深さでステージ(進行度)が分類されている。深さと検体により治療方針が決まっていく。早期発見が大切。検便で検査するが、癌がどうかの判定は、100%とは言えない。血便の良性疾患もあるとのこと。検便検査で陽性の場合は、内視鏡検査が推奨される。

最後に、長寿の極意のお話

①「かきくけこ運動」…
・感動する。
・興味を持つ。
・工夫する。
・健康。
・恋をする。

②「一読十操百吸千字万歩」…
・1日1回は活字に目を通して声を出して読む。
・毎日必ず10分間、ラジオ体操などの体操をする。
・1回100回深呼吸をする、吐く時は肺の中を吐き切る。
・1回千字を書く、手紙やハガキであり、ワープロはダメ。
・1日1万歩、歩くこと。

③「一無、二少、三多」…
・無縁、禁煙のすすめ(たばこは万病のもと~喫煙は単独で最大の予防可能な死因!)
・小食、小酒のすすめ(食事は腹八分目に!、アルコールは少量をたしなみ、ほどほどに!)
・多動、多休、多接のすすめ(今より10分多くからだを動かそう!、しっかり休養~こころとからだのリフレッシュ!、多くの人・事・物に接してイキイキした生活を!)

④「転ぶな、怒るな、風邪ひくな、豆食べろ、にんにく、魚、お茶を飲め、そして最後にワーッハッハ」

⑤「心は楽しむべし、苦しむべからず、身は労すべし、やすめ過すべからず」

⑥「人の命は我にあり、天にあらず

あるマラソン大会の記録から、「60歳以上の1位は、39歳以下の10位以内の順位に入る。身体を動かすことは大切。」と、講話は、終了いたしました。

大腸内視鏡検査は、大変だけど、早期発見は大事ですね。
この日は、終わってからめぐみの土砂降り。懇親会あればびしょ濡れになったのでしょうか。(お)