水芭蕉池 観察会

吉尾平の水芭蕉の池に行ってきました。

保全活動をしているが水芭蕉が咲いているところを見ていない。
との事で
今回は、観察会という事で吉田先生も同行していただき、水芭蕉の育成状況を見に行ってきました。

令和5年5月28日(日)曇
上早川農地維持支払運営委員会で、雪消えを待ち、水芭蕉の観察会が計画されました。

8:00公民館に集合。委員長から挨拶があり、吉田先生から「クモマツマキチョウを採取にきている人がいる。糸魚川市でも希少野生動植物の保護条例ができ罰則があるにもかかわらず、知りながらも採取にきている。見て楽しむだけなら良いのだが、お金に換えるため乱獲してしまう。希少な動植物がいなくなってしまう。何が宝物か考えていきたい。」と挨拶があり、軽トラックに乗り合わせで出発。

いつもながらトラックの腹がガリッとなる場所を通り到着。

看板の脇から池の方へ降りていくと、水芭蕉の白い花が無数に咲いているのが視界に入り。思わず、お~っと声が出てしまいました。咲き始めたばかりなのでしょう。小さい水芭蕉が無数に!残雪があったのでしょうか、ようやく消え、これから咲きそうな水芭蕉もありました。水芭蕉が育成するための日蔭用のハンノキも根付いたようで芽吹いていました。

草刈りや電気柵の設置を行い、水芭蕉が咲いているところを確かめることができ、作業をしたかいがあったようです。

池にはサンショウウオの卵が産卵されていたり、モリアオガエルの卵が木に産卵されていたりこれから新しい命が生まれてくる水芭蕉池の様子でした。

限られた人だけでなく皆さんにも見てほしいが、希少動植物をお金のために乱獲する人もいる。「保全活動を行い維持していることを添えて宣伝することで、善良な大勢の目から監視してもらうことも手段」と吉田先生。

池での観察を終え、小屋があるところまで戻り、動植物のお話を聞いているところ、きれいな緑色のモリアオガエルに遭遇。山があって、川があって、自然がいっぱいある上早川。そんな自然と向き合えれば、楽しい田舎暮らしになるのでしょうね。(お)