上早川の歴史と伝説 その79

前号で紹介したように、早川谷に人が確実に住み始めた時期は、縄文時代前期(6500~5500年前)まで遡れます。しかし、その実態は明らかではなく、集落の営みや生活の痕跡が確認されているのは日光寺の細池遺跡と田屋の立ノ内遺跡だけで、金山城に伴う館跡である中世の立ノ内遺跡は既に紹介したとおりです。そこで、今回から数回にわたって縄文時代晩期(3000~2500年前)の細池遺跡を探ってみたいと思います。

細池遺跡の現況(広域農道より)
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