研修会にいってきたよ(^^)/

令和5年1月26日(木)
JAひすい産直運営協議会早川ブロック及びJAひすい早川園芸組合企画の「産直活動先進地研修会」に参加してきました。

研修先は、JAえちご上越の「あるるん畑」と浦川原にある「㈱エーエフグリーン」
冬期間の雪下・雪室野菜の生産・販売の取組みについて研修しました。

日本海

当日は悪天候の次の日、実施が危ぶまれましたが実施との連絡があり、マイクロバスで約15名の参加者(上早川からは7名)が研修先へと日本海の荒波を横に上越市へ向かいました。

「あるるん畑」では店長から説明を受けました。

オープンの時は、直売所の風土がなく、冬は野菜が集まらないなど地元から大反対された。開設時の平成18年は、取扱額1億円、会員250人だったがイベントの開催、「作ったものを売る」から「売れるものを作る」に意識の変革を行い、現在は取扱額7億円、会員数700人になった。売れる喜びが口コミで広がった。

加工して野菜を味わってもらうため、平成28年に「あるるんの杜」を開設。観光バスも呼べるよう「あるるんの海」も開設し一か所で完結できるようにした。

冬場の野菜確保では、「雪下野菜」と「雪室野菜」の定義を作り「雪下畑の仲間たち」の商標登録をとり、ブランド化し、一般野菜と差別化した。

また、社会貢献として圃場に残った野菜をフードバンクに供給を行い、必要と思われる店舗となるべく事業を展開している。など説明をいただき、

参加者からは、

・客の割合は?…普段使いをする地元が圧倒的に多い。他に飲食店関係、あるるんの海があることから長野県から鮮魚を求めてくる。

・生産者組織や運営体制は?…活動組織は、JAと生産者でともに運営している。あるるん組合は入会金2,000円のみ、売上から組合とJAに入りイベントの費用などに使われる。売り場づくりは、見た人の印象を大切にコーナーごとに配置換えをしている。19人の役員が内容を決めている。品質の調整、値段の指導、役員による検品。野菜がバラバラだったが品質のブレが抑えられた。葉物の掘り起こしをしているがまだ宿題。

・宣伝は…ラインは効果がある。8,000人の友達。

など、質問がされた。

あるるんの杜で昼食を済ませ、実際に出荷をしている次の研修先へ移動。

㈱エーエフグリーンでは、代表の相澤氏より説明をしていただきました。

園芸に特化した経営をしており、自作農地を持たず、すべて借地、ハウスの後利用をしている。野菜苗を主力に行い冬期間は、雪室貯蔵の野菜を中心に販売、冬の収入を確保している。

販売先は、小売り値段を決められ、売り方の工夫ができることから直売所のみとしている。A品B品の差別化を行い、包装には手を抜かずオリジナル性を持たせ販売している。

雪が入れられた貯蔵庫

などのお話を聞き貯蔵庫、ハウスを見学して終了。

JAの育苗ハウスの利用

事業展開するには、アイデアを持ち、実行しなければ何も始まらないのだなと改めて感じました。あとはやるぞ~という気持ちが必要なのでしょうね。(お)