中早川青年会発行「わかもの」第2号より

わらじ自慢

中青でも文化祭に一教室借りて、陳列すると言うので、どうでも作品を各支部、三点ずつ出品することに決まり、さて、何を出品して良いやらわからない。優勝旗やカップ、化粧まわし等では、つまらん。どうせ出品するなら、自分たちで作ったものを。

総会を開き全員で考えて見た。その結果、大わらじに小わらじと、○○君の新案の一度で縦横線をつけるビビラ田植え定規と成る。

さて、ここでは大わらじにつて書いて見る。十一月一日夜七時から、十名の会員が一人当たり七束の藁を作業所に持ちより、藁つきをする者、藁すぐりをする者、縄をなう(藁をよじる)者、太いから中々なえない。縄をなうところを持つ者、ひげを切る者、よりかけ係、と言う訳で直径四センチの縄を十八メートルない上げた。さて、大わらじ作りだ。長さ二メートル、巾七十五センチだから大変だ。縄をひろげる者、おさえる者、あむ者等、愉快だった。

出来上がってハカリにかけて見たら中々の目方だ。さて、どの位あったでしょうか?
陳列場へ運ぶのに、一輪車に積んで持って行った。

小さいわらじは七センチばかり、わらじ一足と題して、大小並べて置いたので中々の人気であった。

自分達が出品するためにわざわざ作ったのは、張り合いがあった。これも一人ではとうてい出来ません。つまらぬ出品でも、全員の協力のたまものがあったからです。この協力の精神こそ、集団社会において、もっとも大切なのではないでしょうか。

東塚青年会は共に苦しみ、共に楽しみ、共に進む事を目的としております。

「わかもの」 第2号
発行日…昭和34年12月20日
発行者…中早川青年会文化部