去る11月16日、鉾ケ岳に初冠雪が見られました。かかっていた雲がやがて晴れると火打山、焼山方面にもかなり下まで新しい雪が確認され、冬が近づいてきたのを実感した朝でした。そして、スキークラブの活動もシーズンを迎えます。
早川スキークラブの育成活動は年明け早々の1月第1土曜・日曜から実施します。練習会場の上早川運動広場(旧上小グラウンド)はその頃、丁度良い積雪量になっているでしょうか。 現在、90回大会に向けて心に残る記念大会になるよう、会議で協議をしているところです。
90年の歴史を振り返って懐かしんでいただける企画を計画中で4月から連載しているこの「早川スキークラブ90年の軌跡」の原稿資料となった記録誌、大会要項、写真などを大会当日に展示予定です。また、アルペン競技関係のスキークラブの皆さんがリレー競技に参加してくださるそうでクラブ間の交流も盛り上がりそうです。個人レース、リレーの全て終了後、お楽しみのレクリェーションがありますが、どなたでも参加可能なので雪上で大いに楽しんでいただきたいと思います。
スキー技術の向上はもちろんですがこの育成活動は心身ともに鍛える場です。少々の雨や雪の日も練習は行います。数年前の楽しいクロスカントリースキー教室で講師の渡辺博文さんが「どんな条件の中でも力を発揮できるようにトレーニングしましょう。」と指導されたのを覚えています。実際に今年は吹雪になってしまいましたから…。また、挨拶に始まり、挨拶に終わることや道具の手入れ、自分の健康管理、先生やコーチに感謝する気持ちなどがこの活動を通して学び、成長しています。
今年の大会はコロナ感染も不安でしたが大会当日が悪天候だった為、その後の児童の体調不良が心配されましたが皆元気に登校されたそうです。これもクロスカントリースキーで鍛えているお陰だと下小の先生からの感想でした。この早川スキー大会発足の趣旨通り「冬期間の青少年育成で雪国ならではのスポーツを通じて心身を鍛えること」が結果に繋がっています。
現在、早川谷には小学校・中学校が1校ずつとなり、学校対抗が出来なくては大会の意味が無いのでは…と問われた時もありましたが現状に合わせた活動をし、市内全域にクロスカントリーの魅力を発信したり体験したりと形を変えた活動も良いのではと思います。まずは90回大会が成功裏に終わりますよう祈ります。