県主催の罠の研修会が糸魚川市に声がかかり、このほど研修会が上早川地内で開催されました。
農作物の被害を受けている方や、罠の免許を取得した方を対象に、環境生活課が猟友会に声をかけ実現した研修会です。
研修会は、罠のかけ方。実際に現地へ行き、仕掛けるものです。講師は、長岡を拠点とする鳥獣被害対策の支援を行う会社の「㈱うぃるこ」から塚田さんと補助の市川さんが来られ研修会が行われました。
今回研修の罠は、重い力で動くねじりバネ式のくくり罠。穴を掘って設置し、獣の足をくくって捕獲する罠です。現地では、「最初に人間の汗で匂いが罠につかないよう手袋をすることや獣道を荒らさないための歩き方、参加者が持っている罠の形は違うがカモフラージュは同じ、罠の仕掛けは、一人で短時間に行うのが良いが今回は研修なのでよく見てほしい。」など話があり、いざ、仕掛ける場所へ。
仕掛ける場所は、獣がとどまる場所、足跡がある場所、匂いが消えるよう風が通る場所。作業は、足を置く場所を変えないで行う。枯葉、腐葉土、土を元の状態と同じように戻し、獣の足首が確実にかかるように小枝を差し込んだり、仕掛けた場所を通るようにシダなどを植えて獣道を狭くしたりカモフラージュ。ワイヤーを近くの木にしばり、発信機を設置し作業が完了。
宮平と土倉の山の2か所仕掛けました。果たして成果は…?