施設研修とジオパーク学習会

上早川地区公民館の
令和4年度最後の事業となる学習会が
令和5年3月25日(土)に実施されました。

しおり

例年、糸魚川ジオパークの現地学習会を行っていました。この時期、だいたいジオパークには雪があるので、「市内の施設めぐり」と「ひすいが県の石となったのでフォッサマグナミュージアム」が予定されました。

当日は、曇り空。8:30公民館に集合、ゆっくりしすぎて集合場所に到着した時は、すでにツカダ運輸のマイクロバスが玄関先に出発をまっていました。参加予定の皆さんが集まり出発。途中乗車の参加者さんも乗せ。最初の目的地に向かいます。

最初の研修施設は、須沢にある清掃センター。新しくなった清掃センターは、見学できるようになっていて、案内は市役所環境生活課の方から案内していただきました。

パンフレット表紙

最初は、ごみ処理の流れをビデオと座学で…「2つの焼却炉があり、24時間48トンの燃やせるごみを処理できる。収集されたごみはプラットホームからごみピットに投入され、ごみピットでは、均一に燃えるようごみの偏りが無くなるようごみクレーンで混ぜてから焼却炉へ投入。制御室でのモニター監視や定期的に場内の巡回をしている。ごみの臭気や有害な排ガスが漏れないよう脱臭装置やフィルターを通し処理している。焼却灰は異物を取り除き、セメント材料になる。材料にならないものは薬剤処理され最終処分場で埋め立てられる。」などを聞き、実際稼働しているところをガラス越しに見学しました。

混入異物

焼却炉の内部はストーカというごみを送る鉄製の装置が階段状になっていて、「ごみの中に鉄が混入しているとそのストーカがすり減り交換が必要になってくる。」焼却炉前には、実際に交じっていたやかんやスプレー缶、スプーン、故意に出したような機械みたいなものまで展示されていました。分別は大切!と理由を知り改めて思いました。

ごみクレーンでつかんでいる様子

土曜日という事もあり、清掃車の搬入はありませんでしたが、ごみピットではごみクレーンがごみをつかみ上げ、落とす作業がされ、落とすたびにプチ歓声?が聞こえました。ごみピットの中は、多分大変な臭気なんだろうなと感じました。

次に大野地区にある最終処分場へ。そこにはドーム型の大きな建物があり野ざらしではなく建物の中に埋立地があるのが一般的との事。「埋立地の浸出水はろ過装置を通り適正に処理している。埋立地は15年でいっぱいになる設計、いっぱいになったら何かの施設として使用する。少しでも長く使えるようごみの減量化に協力してほしい。」と説明がありました。

2番目の研修施設は、糸魚川市消防本部。2階にある通信指令室に通報が入り、消防署での救急放送を聞き、実際の出動する通路を歩き1階の消防車待機場所へ。各車両の説明を聞き、消火体験をしました。

昼食を済ませ3番目の施設はフォッサマグナミュージアム。県の石となったひすいのことを学習。この日は石の鑑定日で入口は渋滞気味でした。ホールで小河原学芸員さんからお話を聞き、展示室に移動し、ひすいの説明をしていただきました。

久しぶりに早川を出て、初めての清掃センター、数年ぶりのフォッサマグナミュージアム、いろいろ変わっていることを知りました。たまには、出かけて知識を広げるのもいいのかなと思う一日でした。あとはどれだけ記憶に残せるかですね(お)