上早川の歴史と伝説 (その43)

焼山噴火史 ~遺跡が少ない早川谷~

焼山火山の誕生は縄文時代後期の約3,000年前、約3,500年前とも言われています。この年代は中川原台地に埋もれた炭化木の放射性炭素(C14)年代測定によって導き出されたことが、『糸魚川市史』1や妙高市在住で妙高火山群研究の第一人者で知られる早津博士の著作などで確認できます。もちろん、昭和50年代の放射性炭素による年代測定であることから最新の年代測定法に比べれば測定誤差は予見できますが3,000~3,500年前とした年代は大きく変わらないようです。

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